otta:みんなでみまもる、安心な社会へ
今日はアジア最大の家電見本市「CEATEC JAPAN 2015」に参加してきました。CEATECといえば家電メーカーなどが大きなブースをかまえて、製品やサービスを紹介する、という印象が強いですが、今年はベンチャー系の出展が例年より多く感じました。
余談ですが、2012年のCEATECのHAUWEIのブースは凄くぶっ飛んでいました。
(ここのブースはファッションショーですか?という感じでした)
もとい、第5回目の紹介は、子供の見守りの発想を少し変えた?サービスを紹介します。
見守っているのは一体誰?
一般的な子供の見守りサービスといえば
駅の改札を通過した
学校に登校した、学校から下校した
習い事先に到着した
などが挙げられ、子供の確認が取れればそれはそれ安心ですが、例えば
学校から家に帰るまでの道のりで何か事件・事故に巻き込まれていないか?
などはカバーできません。それは最後に「ピッ」とする装置がある場所に固定されているからです。もちろん、街中にそんな装置をあちこち配置するには設置や運用維持のコストがもの凄くかかります。一体どうすればいいのか?
ここで今と昔を比べると、今や誰もがスマートフォンを所有している時代です。その性能はパソコンに引けを取らず、しかも通信機能も備わっています。
このスマートフォンとその通信機能をうまく利用した見守りサービスが2014年末に誕生しました!
その名は「otta」です(オッタ、と読むみたいです)
ottaってどんなサービス?
Webで動画が公開されています。
ざっくり言うと
- 子供に専用端末を持たせる(めっちゃ軽いです)
- 見守り人のスマホに専用のアプリをインストールする
- 子供が持つ専用端末が発生するbeaconの信号を見守り人のスマホで受信すると、子供の現在地を見守り人のスマホから親のスマホへ送信される
といったところでしょうか。
動画を見ていだけるとわかると思いますが、見守り人はもちろん家族以外の誰か、すなわち、街の誰かになるため、ottaは街全体で見守りを実現していることになります!見守り人が増えれば増えるほど、安心・安全の向上に繋がります。
Webサイトでは子供の見守りがメインで訴求していますが、高齢者のの徘徊対策などにも活用できそうですね。
気になるお値段は?
私の記憶が正しければ、月額300円だったはずです。これ、見守りサービスで考えるとめちゃくちゃ格安だと思います。思わず、安っ!と口から出てしまいました。
担当者曰く
「実際に家族に知らせる通信は見守り人の通信を活用しているためこの値段に設定できた」
とのこと。なるほど。
全国的な普及はこれからで、まだ一部の地域での運用ですが、来年に小学生になる娘がいる私としては1日でも早く普及して欲しいと願うばかりです。
本日はおしまい。